本屋に行ったら『ぼっち・ざ・ろっく!』が山積みになっていて、ふ~ん。へぇ~。

本屋に行ったら、現在好評放送中の『ぼっち・ざ・ろっく!』が山のように置かれていた。

 

・・・ふ~ん。

 

 

思い出されるのは3年前―そう、まちカドまぞく第一期が放送されていたころ。

アニメの最終話まできちんと見て、これは紛うことなき神アニメや!となって、原作ほち~い!となって、あちこちの店を手当たり次第に回ったけどどこにもなくて、全然なくてなくてなくてなくて・・・。

車は持っていなかったので自転車で、あの日合計30㎞くらいは走ったと思います。

そしてあの日のことは、人生で一番死に近かった日として今でも記憶に刻まれています。

 

知らない道でした。

自転車をこげないくらいのとんでもない量の雨が降ってきます。ただでさえ消耗していた体力をさらに奪われ、また眼鏡をしているので水滴で前もよく見えませんでした。着衣泳でもしたのかというくらい服がぐっしょり濡れて、もはや自分の体温が高いのか低いのかさえ分からなくなります。

そこは一応公道でしたが、川沿いの閑散とした道で、あたりを見渡しても店や家はおろか木などもひとつもなく、雨宿りという概念がない場所でした。

おそらく進んでいる方向はあっているのでしょうが、スマホで道を調べようとしてもスマホの画面と眼鏡にとめどなく水滴がついて、やがて調べるのを諦めました。

あとどのくらい進めば雨宿りできる場所が現れるのだろうか?そもそもこの道であっているのか?今日中に家に帰れるのだろうか?

現代日本で成人男性が、公道で遭難になるのか?普通に考えればなるはずないけれども、進んでも進んでも変わらない景色が不安感を煽り、あれ、これほんとにやばいんじゃ?と思いながら自転車を押していました。

 

まあ結局は何事もなく、コンビニを見つけて、スマホで道を調べて、なんとか帰ってきたんですけれども。(家に着いたらすぐお風呂に入りました。)

意識がしっかりしていたせいで逆に死への恐怖が煽られて、あのとき一番死の恐怖を感じたなぁと思います。

 

 

ああ、それでそんなに苦労したんですけど肝心の『まちカドまぞく』は見つからなくて、結局後日電車で50㎞くらい離れた蔦屋まで行って買うことができました。

まーじで当時どこにもなかったんですよねぇ。ネット上にも難民がたくさんいるようでした。

 

いまでは本屋業界にもまちカドまぞくが売れるということを認めていただいたみたいで、わりと見かけますね。本屋に行くと無意識にまちカドまぞくがおいてあるかどうかチェックしてしまう自分がいます。

ちなみに『ご注文はうさぎですか?』『ゆるキャン△』『NEW GAME‼』の3つはまーじで憎たらしいくらいどこにでも置いてあります。ぐぬぬ…。

 

 

 

さて、それで『ぼっち・ざ・ろっく!』ですけど。山積みされてましたね。

まあたまたまそこの店員さんの采配でたくさん入荷していたのかもしれませんが、

『まちカドまぞく』が売り切れたのは店にとっても機会損失だったでしょうから、反省してきらら作品も目をかけていただけるようになったのかもしれませんね。

 

自転車の長い道のりを思い出しながら、ふ~ん、などと思いました。

 

 

 

ところで『ぼっち・ざ・ろっく!』8話、タイトル回収とてもよかったですね!

最近アニメのモチベがなくてアニメを8話まで見てること自体がすごいんですけど、この話でめちゃしゅきしゅきになりました。

ネットでもおもちゃにされやすそうだし、ぼっちちゃん、シャミ子と似た属性を持っているのかも?

 

毎週楽しみにしてます!